末期がんの症状もいろいろあると言われています。

初期のガンは自覚症状がほとんど無いと言われますが、末期がんの症状も原発(部位)の進行、転移した臓器などの進行で症状は異なるようです。

◆末期がん

末期がんとは通常、原発ガンの進行から血液やリンパに流れ込み、その流れに乗って骨や他の臓器に転移、または全身転移の進行がみられることで、根治や治療が望めない病状のこと



肝臓がん末期を経験した私の症状

元肝臓がん末期患者だった私の症状はこのようなものでした。


肝臓がんの末期症状

  • 肝硬変
  • 発熱
  • 強い黄疸
  • 下痢
  • 腹痛
  • むくみ(足・腹水)
  • 貧血
  • ガリガリに痩せる(60キロ→38キロ)


闘病中に起きた症状

  • 脱水症状
  • 出血
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 食欲不振


各部のがんの自覚症状と末期症状

ガンと言う病気は、初期の段階では自覚症状はほとんど無いようですが、末期ガンへと進行するにつれ、自覚症状が現れます。

ここで各部のがんについてまとめてみました。

自覚症状 末期がんへ進行すると
肝臓がん 微熱、腹部や背中の痛み、食欲不振、貧血 肝機能の働きが悪くなり、黄疸、腹水、吐血、血便、他の臓器に転移
胃がん 腹痛、胸焼け、もたれ、吐き気、嘔吐、食欲不振など 全身の衰弱、腹水、吐血、下血、低タンパク血症、脱水症状、他の臓器に転移
大腸がん 便秘、便が細くなる、下痢、腹痛、血便、貧血症状 腸閉塞、腹水、他の臓器に転移
食道がん 食べ物を飲み込むとしみたり、痛みを感じる 痛み、咳、血たん、声のかすれ、他の臓器に転移
肺がん 咳が続く、たん、喘鳴(ぜんめい) 声のかすれ、息切れ、血たん、胸部痛、他の臓器に転移
膵臓がん 自覚症状はほとんど出にくいと言われています。 腹痛、腰痛、食欲不振、体重減少、黄疸、他の臓器に転移
前立腺がん 尿が出にくい、微熱が続く 全身の倦怠感、腰痛、他の臓器に転移


自覚症状が現れる前に早期発見です

がんという病気は、自覚症状が現れる前に早期の発見が重要視されます。

そのためにも、定期的にがん検査を受け、【自分の命は自分で守る】という考え方、スタンスが大切だと思います。

定期的な検診で早期発見・早期治療:元末期がん患者の経験