『ガン』が、不治の病だと思われる方は、昨今でも多いのではないでしょうか?

近年では、医学・化学の進歩により、『ガン』の治癒率は向上していると言われます。

それに伴って、ガン治療を受ける患者さんの生存率も延びているのが、現状の様です。


ガン5年生存率の基準は?

さて、『ガン5年生存率』と云う言葉を良く耳にしますが、その『5年』とは、どこからスタートしての『5年』なのか考えた事は有りますでしょうか。

『ガンの告知から?』、『ガンの治療開始から?』、それとも『ガンの治癒終了から?』なのでしょうか?

私なりに調べてみたのですが、『ガン5年生存率』の基準は、『ガンの治療開始から』なのだそうです。

つまり、ガンの治療開始から5年後に生存している人の割合(経過途中で再発をしてしまった人も含まれるようです。)との事なのです。

また、ガン治療を行い、ガンが消滅してから5年間再発しない場合は、『治癒』とみなされるそうです。


生存率とガンの進行度(ステージ)

ガンの進行度は、早期から末期という順番で表され、『ステージ』という言葉で表現される事が殆どです。

その『ステージ』には、『1』から『4』の数字が割り振られ、数字が大きくなって行く程に、ガンの進行度が上がります。

体にどれ位の癌が広がっているのかを知る目安となります。

因みに、『ステージ4』には、『4a』と『4b』という区分があります。

『4b』は、遠隔転移がある場合で、よりガンが進行している事を示しています。

この『ステージ』と生存率を見比べてみると、やはり、早期発見、早期治療の方が生存率は高くなります。

『ステージ1』の早期がん(胃がん・大腸がん・乳がん・肺がん等)では、治療開始からの5年生存率は、9割以上と言われています。

ガンは、進行度が進むにつれて、5年生存率が低くなっていくのが現実の様です。

自分の命は自分で守るという事を念頭に置きますと、やはり、ガンは早期発見、早期治療が重要な点になると思います。