笹野富美夫と申します。私は末期がんを経験しました。
《多発性の進行がん》で、しかも『末期』、余命は『3ヶ月』と言う宣告を受ける末期がん患者でした。
私の肝臓ガンの原因は、C型肝炎から慢性肝炎となり、肝硬変の進行から肝臓がん発症と言う事が後の検査で分かりました。
私自身、ガンの告知を受けるまでは、『自分は癌なんかにはならない。大丈夫だ。』と思っていた一人でした。
その私が2004年(平成16年)3月3日、担当医から『病名は肝臓ガンです。』と言う癌の告知を妻と同席の中、告げられてしまいました。
『まさか?!』と言う思いと同時に、【ガン=死】、そして『余命3ヶ月という事は私はあと3ヶ月しか生きられないのか』と言う事だけが頭の中を駆け巡っていたことを今も鮮明に覚えています。
ガンと言う病気に対して厚生労働省からも発表されていますように人間が生涯において癌を患う可能性があるのは【男性は2人に1人】、【女性は3人に1人】だそうです。
そのことを考えるとガンと言う病は他人事では済まされないように思います。
がんの告知を受けてから約15年、その後ガンが治ってから13年が過ぎ、再発も無く今日に至っています。(2018年12月現在)
末期の肝臓がんを経験、そして、がんを克服した経験が少しでもお役に立てばと思っています。
後に自分が調べた事なども合わせながら、思いつくままに掲載して行こうと思います。
ガン細胞 VS 免疫細胞
末期がん(肝臓がん)を克服した一人として、【ガン】と【免疫】について私なりにいろいろ調べて納得したり、時には疑問を感じたりすることがあります。
それもそのはず、【ガン】にしろ【免疫】にしろ、目に見えない細胞の話しですから、【ガン】と言う病気についても、いろいろな見解があると思います。
私達の身体は、約60兆個の細胞から成り立っていると言われ、その60兆個の細胞は、古くなった細胞は死んで、新しい細胞が生まれると言う新陳代謝を健全に繰り返す事で、生命が維持されるそうです。
新陳代謝で生まれ変わる細胞の数は、一日におよそ3,000億個と言われています。目には見えませんが凄い事だと思います。
その『3,000億個』とも言われる細胞の新陳代謝が全て健全に行われれば良いのですが、何らかの原因で【ガン化】する細胞も出て来ます。
【ガン化】する細胞の数は毎日数千個も発生しているそうです。
しかし、私達の身体には【免疫機能(細胞)】が備わっています。
その【免疫機能(細胞)】が、ガン化した細胞を『身体の異物(悪いもの)』と認識して退治してくれるおかげで、私達の身体は健康に守られている訳です。
ここで私は1つ、疑問が出て来ました。
『ガンになる人とならない人の違いは何なのだろうか?』と言う事です。
このあたりも踏まえて、私なりの見解でお伝えしていきたいと思います。
ガンに対する疑問
末期がん患者になった時に『生き残る』唯一の方法、手段として肝臓移植を勧められましたが、様々な理由があり、私は肝臓移植を断り、抗がん剤も拒否して私なりに考えた代替療法(総合力)を選択して身体の免疫力を高めて末期ガンと闘う事を決めました。
闘病生活は1年8ヶ月と言う長い道のりでしたが、CT画像から私の肝臓ガンは消滅、『医学会に例が無い』と言われる末期ガンを克服する事が出来ました。
その後、自分が経験したことは、同じ病で苦しんでいる方々に参考になるのではないかと、闘病記ブログを立ち上げました。
多くのご意見やご感想を頂きながら、4回ほど闘病記ブログを書き替えました。
ブログをご覧いただいた方から、
『勇気が湧いた!』
『希望の光が見えた!』
『諦めないでガンと闘う!』
などなどのメール等を頂くと、私もブログを立ち上げて本当に良かったと思っています。
そんな思いの中、ガン患者の方、支えるご家族の方々などから、ガンに対する悩みや疑問など持たれる方がやはり多いように思います。
ガンに対する悩みや疑問に対して、私の経験を踏まえ、感じた事や考え方などを含めお伝えして行きたいと思います。