【食欲不振とがん】について調べてみました。

食欲不振の原因は様々で、がんの進行によるものや薬剤(抗がん剤)等による副作用によるもの、放射線治療、口内や消化器系のガン、胸水、腹水、精神的なストレス、痛みなどの原因から食欲不振が起きると言われています。

その食欲不振の主な原因ですが、ガンの進行によるものと、薬剤治療(抗がん剤)の副作用によるものが多いようです。

がんの進行による食欲不振

がんが進行すると、ガン細胞から悪液質(分泌物質)による進行性消耗状態が起こります。

すると、タンパク質や炭水化物、脂質の代謝異常からエネルギー消費量が増加したりすることで食欲不振、筋肉組織の消耗から体重の減少、倦怠感などの特徴が現れます。

進行がん患者さんの60~90%に見られると言われています。

薬剤治療(抗がん剤)による食欲不振

薬剤治療(抗がん剤)による食欲不振は、治療中や治療後にも副作用として起きる確率は高いと言われています。

薬剤治療(抗がん剤)はガンの進行を抑える目的が主なようですが、副作用として、舌にある味を感じる部分、味を感じて脳に情報を伝達する神経の影響を受ける味覚異常、粘膜障害などの症状から食欲不振が起きる原因となりやすいです。

薬剤治療(抗がん剤)を受けている患者さんの半数以上にこの食欲不振が起きているようです。

また、患者さんの中には食欲不振や体重減少の症状が起きていても我慢して治療を受けている方もいると言われています。

元末期がん患者の経験【生きるために食べる事を諦めない】

以前の私のように末期がんを患っている患者さんにとって、食欲不振は本当に深刻な症状だと思います。

私は、薬剤治療(抗がん剤)は拒否して、自分自身の治癒力で末期がん(肝臓がん)と闘う闘病生活でした。

しかし私も食欲不振に長く悩まされた時期がありました。

とにかく食べられるものを食べられるだけ食べる

私の食欲不振はある日突然襲って来ました。

ある日突然の吐き気から、今まで普通に食べていたものが不味く感じるようになり、ほとんど食べられなくなってしまうという、食欲不振が長く続きました。

しかし、末期がん患者にとって【食べる】という事は何より大事だと言うことはわかっていたので、食欲不振になってからは、【食べられるものを食べられるだけ食べる】というスタンスで闘病生活を送るようにしました。

病院食も大きな無理はしないで食べられるものを食べられるだけ食べていました。

その代わりに病院の売店には毎日のように足を運ぶようになりました。

とにかく、【食べられそうなもの】を探すためです。

食欲不振でも食べられたもの

当時、私が食欲不振に悩まされながらも食べる事が出来たものはこんなものでした。

売店では、

  • ぶどうパン
  • ガム
  • チョトレード
  • のど飴
  • 甘納豆

といった、甘い物ばかりでした。

元々、そんなに甘いものは食べなかったのですが、味覚の変化、食欲不振になって何故か、甘いものが普通に食べられるようになりました。

また、【ごま煎餅】も美味しく感じて良く食べていました。

その他、

  • 氷を舐める
  • 自販機のコーヒー
  • ソーダ水

などで、口の中をさっぱりさせたりしていました。

また、お茶の代わりに

  • 昆布茶
  • トロロ昆布

なども良く飲んでいました。

病院を外出したり、外泊したりの時には、妻と共に良く、回転寿司にでかけました。

ちなみに回転寿司で私が食べられたものは、

  • マグロ
  • タコ
  • イカ
  • エビ

が主でしたが、よく回転寿司にある【茶碗蒸し】は特に美味しく感じられて、いつも食べていました。

その他には、その日の体調に合わせて

  • 焼き肉
  • ヒレカツ定食
  • 牛丼店

などにも時々行っていました。

妻がスーパーに行く時は出来る限り一緒に行くようにして、他にも何か食べられそうなものを探していました。

【生きるために食べる事を諦めない】が、食欲不振の改善に繋がった

私は末期の肝臓がんと闘う中で、食欲不振という症状には本当に苦しめられました。

しかし、【生きるために食べる事を諦めない】という思いが、結果的に食欲不振の改善に繋がったのだと思います。

食欲不振になっても、なにか食べられるものはあると思います。

気分転換を兼ねて、レストランなどで食事をしたり、スーパーなどの食材コーナーに行って食べられそうなものを探してみたりして、とにかくまずは食べてみることです。

そうやって少しずつでも【生きるために食べる事を諦めない】と言う事が、食欲不振の改善策だと私は実感しています。

がんと食欲不振:元末期ガン患者の経験