【がんと温泉】と言いますと、『ガンに効く温泉』とテレビやマスコミでも報道されている、秋田県にある玉川温泉の岩盤浴が有名ですね。
ただ、温泉そのものが『ガンに効く』ということは、解明されていないようです。
温泉ががんに良いと言われる訳は?
温泉そのものが『がんに効く』ということは、解明されていないのに、何故温泉ががんに良いと言われるようになったのでしょうか。
私なりに調べて考えてみました。
熱は病気に有効である
【熱は病気に有効である】という話があります。温泉に入ると、通常のお風呂より遥かに長く身体がポカポカしていますよね。
身体が長い時間、通常以上の【熱を持っている】という事です。
熱と病気についてこんなふうに言われています。
- 体温1度上昇 ⇒ 【免疫力5倍】
- 体温3度上昇 ⇒ 【免疫力200倍】
- 体温1度下がる ⇒ 【免疫力30%低下】
そう考えると、私達が風邪などひくと体温(熱)が上昇する事は、外から侵入してきたウイルスや病原菌などを殺すために自ら体温を上げ、免疫力を高めようとしている人間の防衛本能でしょうか。
また、《熱は病気に有効である》という事を考えますと、私が末期がんの闘病中は、体内にチューブを通して胆汁を外に排出していたため入浴は厳禁で、身体を温めることは出来ませんでしたが、体温(熱)は毎日のように38度前後と高かったことを思い出します。
温泉独特の雰囲気
温泉ががんに良いと言われる事について、更に思うことは【温泉独自の雰囲気】も無視出来ないことのひとつだと思います。
温泉に入ると言う事は、ガンを患う(患っている)ことを忘れ、自然の中で森林浴を浴びながら心身共にリフレッシュしたり、また、同じような病と立ち向かう人と話しをしたりすることで、病と向き合う事が出来たり、お互いに励ましあったり、いろいろな意味で、医学では分からない事が多々あるように思います。
(これはあくまで私個人の考えで、効果効能については自己責任でということになります。)
冷えは万病の元
【身体の冷えは万病の元】という言われが良くわかると思います。
身体はやはり冷やさないことが大切なのですね。
また、私の闘病中は自分の免疫(細胞)が、毎日昼夜問わず、がん(細胞)と闘ってくれていたのかと、私なりに思っています。